ガソリンタンク

ガスタンクのグレードUPです。まず何時も不便に思っていたガソリン残量の件です。本家のモーガンは残量を量る木の棒が常備されていました。ガス給油口より棒を差し込み残量を量るという原始的ですが、確かな方法です。私もそれを真似グラスファイバーの棒を積んでいましたが、これも面倒だしメーターを付ける事にしました。メーター本体はオートメーター製でセンサーユニットはトライアングル&ジャズ製(米国)のフロート式の物(写真左)です。40パイのホルソーでタンク上部に穴を空けタッピングでOKです。配線も簡単で一本グランド、もう一本がメーターで終わりです。
タンク本体の塗装&内部コーティングも実施しました。塗装も例によって半端な塗装で既に錆が出ていましたし下側は未塗装で錆びている始末です。おまけに内部も錆が浮き出しています。ノーマルは塗料も何だか分からないとても弱い塗料で、ウレタンプラサフを下にぬり、2液性のウレタンで仕上げます。内部はやはり米国製のKREEM FUEL TANK LINERと言う物でA液で錆び取り、B液で油脂取り最後にコーティングして完成です。結構厚めのコーティングが出来、半永久的な耐久性との事です。折角サフェを塗ったのですが、工程順序が悪くご覧の様に油脂取りの時に剥離してしまいました(笑)。
ウレタンにてペイントも終わりました。塗料はエアロパーツをペイントした時の残りで塗り上げました。内部のコーティングも完璧にでき、これで錆の心配もなくなりました。後はセンサーを取り付け配線すればOKです。
こんな簡単な図面を書いて材料のA5052(3mmアルミ板材)を非鉄金属商にオーダーします。文句を言いながらもほぼ指定サイズにカットしてくれます。材料費は6枚で¥3900(税込み)位でした。
折角外部はペイントし内部コーティングもして完璧になったタンクですが、重さが気に入らない為と一度本格的(私にしては)なタンクを作ってみたいとアルミで作り変えました。材料は3mmの5052材で溶接性に優れるアルミ板です。組む前に必要な所にホルソウで穴を開け順番にTigにて溶接していきます。チョン着けして形にしてから本溶接に入りますが殆ど共付けです。
結構上手くなったなー(自画自賛)!
送りと電流の調整が慣れればこの位は誰でも出来ますよ。
物の20〜30分もあればここまで出来てしまいます。
あっという間にほぼ完成!給油口もエアプレーンタイプ(ニュートンかMOCAL=かぎ付き)に変更するのでタンクにつけるパイプの形状も考えなければ・・・・・。重さはノーマルの半分位になりました!

漏れのテストもOKでした。
車体に積んで見ましたがバッチリですね。後は取り付けステーや吸出し口を付けて完成です。又、タンク内に隔壁を作らなかった為ゆれ止めのフォーム(特殊スポンジ=注意/3年位で溶けてなくなります)を入れることも重要ですね。ノーマルのタンクにはそんな物付いていませんが・・・・・。
タンクもほぼですね。ステー3箇所、吸出し口、給油口、センサー等の取り付けも終わり後は給油口材料のアルミパイプ待ちの状態まで漕ぎ着けました。
給油口の完成です。キャップはMOCALのカギ付きを選びました。キャップ自体に息抜きがない為(ガスが来なくてエンジン止まる=キャップ不調&詰まりで通常の車にもこのトラブルは多い)がパイプ途中にブリーザーの為のニップルを付けました。これにホース+ワンウェイバルブ+ブリーザータンクを付けます。ガスネジで付けたのですが、パイプが薄い為デブコンにて補強です。
こんな感じに付く分けですね。
これがタンクに入れるガソリンゆれ止めのフォームです。これを何個かに切り分けて押し込み完成です。
センサーの配線も終わりガソリンを入れ、エンジンを始動し各メーターをチェックしました。当たり前ですがフィーエルメーターも機能しています。これで安心して走れます。

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