T/Mの再考

位置関係のチェックですが、シフトレバーの位置もバッチリです。 ミッションが少しセンターから左よりになり、ドライバー側も楽になってきます。現在はペラシャの出方が右寄りな為とても狭い。
ノーマルのフレーム=中央の太いパイプは取り去り、インチのクロモリパイプでトレリス風に組み直し、ミッションケースもストレスメンバーにする方向です。 プロペラシャフトを差し込んで感じを見ました。このベアリング部より後方は右に寄っていきピボット部のジョイントに接続されます。
ベルハウジング加工の為、ミッションをばらし出しました。 バイク屋さんですから作りが通常とは違い、中割れのケースになってます。これもベル加工には少し面倒な物ですね。しかし小さく精密!流石日本のBIKEメーカー製です。
Guzziの方もばらし出しました。出力取り出しの特殊ボルト=専用工具があれば簡単=を外すのに少し手こずりましたが、難なく分解です。 しかし、ミッションとはよく出来ていますね!こんなスペースによく詰め込みますよ・・5〜6速ですからね。そして車重+ライダーで300Kgの物体を250Km以上出しても平気なんですから恐れ入りますよね。右下の黒いパーツ内のスプリングが金属疲労により、時々折れます=シフトのリターン・スプリング。
このベルハウジングを50mm巾くらいでカットします。ケースはゴミになってしまいますね! 右/カプチーノのベル部もカットして左から切り取ったベルを溶接する訳です。
ベビーに切削砥石を付けカットしました!大丈夫すかねー。カット自体は薄い鋳物ですから簡単に終了ですが・・・。 カプチーノのミッションケースもほぼ同寸カットして溶接する訳です。上手く出来れば良いですけど・・Guzziのケースはペラペラで溶接難しそうです。
カプチーノのミッションケースも大まかな線を入れカットしました。まだ40〜50mmは削り込むようです。 フライホイールを乗せエンジンとの距離を出す作業です。
Guzziのベルを乗せた所ですが、ピシッとしたサイズを出し、芯出しのジグを作り、フライスで面出しして、溶接に進みます。 中間に挟み込むリングが出来上がってきました。強度を出す為にも有効ですが・・・本当はミッション側を「削り込み過ぎた」と言うのが真相?
セルモーター部分を切り取ります。 これが削り過ぎのミッション側ですね。どちらもフライスにて面だししてあります。
芯だしして、チョン付けしておきます。自分で本付けを少ししてみたのですが、巧く出来ませんでしたね・・やはり。 ほぼ完成しましたが、この後本付けの溶接が待っています・・巧くいくと良いのですが。アルミの鋳物は沸いてしまい、非常に難しい溶接です。特に旧い物は油分が浸透しているそうで、余計に難しいとの事。
ほぼ完成した2個1ミッションです。結構”さま”になってきました。 流石、プロは巧いです!=溶接。
リングも巧く強度&繋ぎ部分のごまかしに貢献しました? セル取り付け部もキレイに出来ました。これから中割れのカプチーノM/Tに合わせカットして、パーツ(ベアリングその他)が入荷次第組み上げて完成です。

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