TK(wata号)のクラッチ修理&エンジンO/H

またまたお預かりで、河口湖まで引き取りです。古くからの旧車好き友人(日産勤務、お休みのところ)に頼みローダーを手配していただき、二人で出かけました。
早々、エンジンを降ろす作業にはいりました。ベルハウジング下側のナット2個が外れず結構大変! エンジンを下からミッションごと持ち上げ、やっと道具が入り分割完了。
レリーズベアリングは問題なし、エンジン側OIL漏れが少し酷いくらいです。 フライホイール/ディスク当たり面もベアリングのニードルがこぼれ結構なキズが入ってます。車が軽いのでこれはこのままでもOKか?
パイロットベアリングがぐしゃぐしゃでした。ニードルのキャシャなベアリングを使い、おまけに油分0状態でした。これでは長距離もちません。 AP製ディスク:CP2323-11/LO51  AP APPROVED
BORG&BECK製カバー:16149143  TYPE-6-6 1/2 DS

カバーに付いた削り出しのゲタが曲者で、これでレリーズとの距離を調整してるようです。
裏側ですが、挟み込んでありティグで溶接されています。カバー自体には未溶接。 仮にカバーを嵌めて見た状態ですが、スプラインシャフトとこのクリアランスですから、ベアリングのニードルが抜けシャフトが偏る(極少しでも)とカバーに回転力が伝わり、クラッチを切っても回転してしまうため、ギアが入らなくなってしまう訳です。金属の削り粉が凄かった。
このベアリングでは少し役不足かなー。 グッチノーマルフライホイールに車用(車種は不明=トヨタかも?)フライホイールを加工してリングギアと共に溶接してあります。重さは結構な物で低速は効きますね。
OIL滲みが出てるクランク部のシール、これの交換とベース(シリンダ)、ヘッドガスケットの交換、その他は液体パッキンでいけるでしょ。

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