LOMAX(2CV)キャリパー・オーバーホール
08y12/16

シトロエン2CVその物の固着したインボードディスク=作業性悪い! やっと取り出した面白い格好のパット。耳が軟らかで直ぐに曲がる。無理に外さなくてもキャリパーを外せば簡単に取れたのが後で分かる・・(汗)。
ブレーキホース、配線その他を外しておき、片側を外していきます。ホースと言えばこれも変わってますね。8mmでキャリパー奥にゴム(パイプ状)のシールが入ってます。因みにOILも通常のDOT(アルコール系)ではなくLHMと言う機械OILを使用・・・当初焦りましたが、これは塗装面を傷めないので気が楽ですね。 キャリパーを外すと2つに縦割りしてしまいます・・・こんなの初めて!!簡単なOILシールが付いてるだけです・・合理的といえば合・・・。これですから無理に固着したパットは取らなくても良かった・・・結構時間を食いました・・腰痛悪化。

ピストンが出難いのは始めから聞いていたので、パットを取った状態で出すだけ出しておきました。通常はOIL通路に10K位のエアーを吹き込めば飛び出て来るのですが、これは頑として出ません。サイトを調べるも、乱暴な取り方(ピストンにタップをたて、ボルトをねじ込む!=新品ピストンが必要)しか出ていなく、手持ちのスライドハンマー(ピストン内径で広がる特殊工具付)を使うもビクともしません。)

色々考えたのですが、時間がありませんのでK先生にお伺いを立てました。これはマル秘なので写真を参考に考えてください。面倒だけど確実ですね。↓
ばらしたキャリパーとO/Hキット(¥2310/1S)。この後、専用の洗剤で良く洗います。 秘策!?(笑)
やっと抜けてみれば、これですから!!動かないわけです。ダストシールが溶けたようにキャリパーの溝と一体化してます。 やっと剥がし、持ち上げてみればご覧のようにアルミの錆びでガビガビ!
「こりゃ大変だー掃除が・・間に合うかなー」ガレージ一杯で仕舞えないんですよねー車。明日は雨だし。。。
外したシールと新品シール。OILシール溝は結構キレイでしたがダストの方はそりゃもう大変で、ドライバー改の工具とシール外しの工具で約二時間コリコリやってました。少しでも汚れが付いてるとダストシールは収まりません。

最初はシールが違うのかと思ったくらいの大きさで「これは入らないよ」と言う感じです。
やっと収めてピストンを挿入、あと少しだ・・・PM7:30
車に装着して、OILを足しエアー抜きをして完了となりました。キャリパーのキレイな事。(笑)
配線、配管を確認して早速試乗です。良い感じ(当り前ですが)で走り、止まります。引き摺りが無いのは、ほんとに気持ちが宜しい。
これで、当分は問題なく(ブレーキ&点火系)走れると思いますが・・・その内リアも見たほうが良いかもですね。
程度は良くとも10年ほど展示していた車両だそうで・・何か出てきそうな(お化けじゃないよ=爆)気もします。
見慣れた目には「スッキリしたなー」てな感じのエンジンルームの眺めです。

Kさん達のLOMAXと違い、強制空冷ファン付、暖房ダクト付で少し”ごちゃついて”ますが・・・。
完成、OIL交換(アマリプロ15W50)も済ませたし、それでは試走してきましょ・・・で大黒方面にGO!調子最高で大黒の奥の方までの何時も使う試走コースへ。そこまでは良かったんですが・・帰りのあと少しでエンジンがいきなり”ぐずつき”出しました。ガス欠見たいな症状・・「参ったなー」やっと帰還できました。
帰って直ぐにばらし出し、プラグを見れば”真っ白”ガソリンを足すも症状が変わらず、スローはOK。メインか?で即キャブをばらしました。案の定メインが詰まってます。何でだろー・・・・ろー(古)とエアクリを見ると・・ボロボロ。これかー!ごみを取る物がごみを出すとは!で右の状態です。
これじゃー詰まりますよね。酷い物です。これも10年選手?
で、早速”島忠”に走る!ガソリンに犯されにくいスポンジ・・フィルター材をゲット。 幅は鋏でカット、薄いので二重(わっか二つ)にしてOKでしょ。
そして左が完成形!気持ち良いですね。きれいになりました。エンジンにも優しいし、色々出てきたけど、これでOKでしょ・・・。

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