トライキングの修理(レストア?)A

塗装完了したスイングアームです。磨いて地肌を出し、プライマーを塗り、ウレタンで本塗りしてあります。 ドラムブレーキのカバー(インナー)とリヤ・アクスルシャフトもペイント完了。
ノーマルのレースを取るのに少し苦労をしましたが、新しいベアリングを挿入です。 品番:NTN6203LLU(高荷重接触タイプ)をプレスで圧入して完成です。接触タイプは水に強く殆んど侵食されません。シールが接触している為、動き出しが少し重いタイプですが、スイングアームピボットですから全く問題は有りませんね。
バラシついでにデフOIL交換ですが、開けてビックリですね!このOILの色!量も”たらり”と出ただけでした。一回も交換してないのでは?このまま一晩置きよく搾り出す(笑)。リジットタイプデフは250ml(85W90)が正規で、モリブデングリスを入れるのがセオリーですね。(グリス+OILで250ml) 左上にあるブレーキシリンダーのO/Hもしたのですが、片側は完全に固着していました。ばらして見たらシール類は問題なかった為、シリンダー壁をよく磨きCCI(メタルラバー)を塗りながら組み付けで完成です。これでRブレーキも良く効くようになるでしょう。引きずりも納まると思います。
O/Hなったシリンダーです。外側はイマイチですが、中身は大丈夫でしょー。 ドラムブレーキも完成しました。後は組み込むだけです。ブレーキシューは流石ロッキードでしたね。シューは未だ当分使える状態です。
ついでにと言ってはなんですが、手持ちのベアリング(6204LLU)がピッタリだったので、ホイールの物も左右交換しておきました。外したベアリングは使おうと思えば使えます・・・・と言う状態でした。 タイヤは165/80-15(旧ビートル用)というサイズです。ヨコハマGTスペシャル(懐かしいー響き)をチョイス。リムが車用の為チューブレスで大丈夫でしょ・・と言う事で、チューブは入れずにT/Lにしました。パンク時チューブタイプでは大変な事になり、全バラにしないと修理できません。T/Lであれば、簡単に修理可能です。
余りの汚さに我慢が出来ず、折角組んだタイヤをばらして磨きだしてペイントの用意です。スポーク付け根が錆びていた為始まってしまいました。 脱脂後、サフェーサーを塗り、軽く磨いて本塗りです。やはりシルバーかなー?
フェンダーが出来ればほぼ出来上がりですが、想いの他状態が酷く、上のように欠損部分が結構あります。左上の絵は強度を出す為に鉄板にて補強をいれて見ました。この後ばらして本付けします。

左はグラスウールを巻き樹脂を流して欠損部の再生です。4ヶ所ほどあります。
ペイントができ、あとは組むだけになったスイングアームとドラム&トルクロッドです。

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