改造日記(10)/リア回り(4)

 

ノーマルのピボットがあまりにもしょぼい為(ナットを溶接)19mmX70X70の板に20mmX1.0のタップをたてて溶接する事にしました。位置決めには細心の注意が必要で、少しでも角度が狂っているとピボットのボルトがベアリングにスムースに入っていきません。
仮にスイングアームをセットして位置を決めシャコ万にて決め溶接しました。ベアリングが痛むのでスイングアームをセットしたままあまり溶接は出来ませんし、外すと狂いそうなので結構苦労しました。
結果そこそこの出来栄えですね。これはミグボーイで溶接しました。
早速ペイントして、スイングアームをセットしているところの絵です。
ピボットボルトが1.0の為(直ぐにカジル)気を使う所です。
ピボットの内側ベアリングに当たるカラーの部分です。左右クリアランスもバッチリ決まりしっくり入りました。
仮にショックを付けた所ですが、タイヤとスイングアーム補強部分(上側)パイプが近すぎるのと、サス取り付け部の補強をする為、再度手直しです。タイヤが高回転で回ると遠心力で結構はらむ為、クリアランスが10mm程では接触するのでパイプを少し潰します。サス取り付け部の補強はセットして見たら少し弱そうな為です・・・・・・。
スイングアーム補強も終わりホイールをSETして車に装着してみました。サスの取り付け部を決める作業も行う為です。
センターもバッチリでました。サスは見ての通り右側に一本です。左側には燃料タンクが納まります。
サスは1100スポルトのホワイトパワー製の物です。サブタンク付きの物で減衰も圧、伸び側共調整機能つきです。車高及びプリロードも調整可です。
取り付け穴を複数開けた上側取り付け部を注意深く位置決めしミグにて溶接しました。ホルダーを可動式にして車高を此方でも微調整出来るよう工夫をしてみましたが、これ以上低くする事はなさそうですね。

一人(60Kg)乗車の状態で後部が約30mm下がり車高も丁度良い感じです。2名乗車ではお尻が下がり気味になるかもです。サスをそこそこレイダウンしてあるので、奥で踏ん張りますが・・・・。まあプリロードをかければ何とかなりそうですが、セッティング(バネレート)はこれから詰めていきます。

上下に揺すった所足の動きは最高で乗り心地、トラクション共に飛躍的に良くなりそうで、楽しみですね。初期の入力に対してはスッと動き、奥でグッと踏ん張るいい感じです。パワーを駆けた時にリジット化するノーマルのJZRとは別物になると思います(デフがフローティングされているタイプ+トルクロッドもハの字なので加速時にお尻が上がらず乗り心地が良く、リジット化しない)。
裏から見た図ですが、少し補強を入れようと思案中です。
ほぼスイングアームも思い通りに出来、組上げました(スイングアームも更に補強を追加しました)。ブレーキライン、サイドブレーキのワイヤーをセットすれば後はカーボンフェンダーの泥よけでも付ければOKでしょう。スイングアームピボット上部の補強も左右にいれタイヤのサイズUP&パワーUPされたエンジンに備えました。
トルクロッドも例の”ハの字”にして装着しました。駆動系はピボットのユニバーサルとリバーシングBOX後ろのユニバーサルを装着すれば完成ですが、BOX後ろのユニバーサルにどのタイプを使用するか検討中です。当初ユニバーサルは使用しない(軸の芯は出したと思う)つもりでしたが、BOXのベアリングに無理が来る為止む無きです。スペース的に余りゴツイ物を使用出来ない為、NTNのトリボールジョイントも候補の1つです。駆動トルク(変動トルク)に耐えられるか(スペースにより大きさが決まる為)も心配な所です。BOX前に使用している三好のユニバーサル(KF30〜ワンサイズ下のKF20でもよさそう)が強度的にはよさそうなんですが、シフトレバーを移さなければ干渉してしまうし・・・・現在悩んでいますが、こんな事を考えるのも又楽しいもんです。
ブレーキライン(グットリッチ)&サイドブレーキワイヤーを製作して取り付けました。ブレーキを踏んだ感じはとてもソリッド(カチッとした感じ)で最高です。空走させ踏んだ所効きも大分良くなりました。今までのリアブレーキはたいして効いていなかったんでしょうね。サイドブレーキも今までの物は目いっぱい引いても強く押すと動いてしまう物でしたが、こちらはちゃんと機能します。
ホワイトパワー製リアショックのサブタンクもフレームに取り付け着々と完成に向かっています。減衰の調整も圧、伸び共車体下より簡単に出来る場所です。

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