トライキングの車検&修理(レストア?)
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横浜陸事
06y11月9日 フィスコにて行われた走行会(BIKE)の帰りに、河口湖/WさんのTKを車検の為に引き取りに伺いました。河口湖は紅葉真っ盛りでそれは目を楽しませてくれましたね。無事に落ち合い、車を引き取り横浜に向かいましたが、エキマニからの吸い込み(エアー)、キャブの同調狂いが目立つだけで、すんなり帰って来れました。途中、山中湖畔で写真を撮ったり、鳥居原園地に寄ったりと、寄り道する気になった位ですから「とても普通でした?」。 
上の写真は車検用に指摘された所を改修した状態です。フロント側エンジン下フレーム=最低地上高が90mmぎりぎりだった為、サスのイニシャルを目一杯上げた状態で少し前上がりになっています。
補修箇所
1)エキゾーストマニのフランジカラーが欠損していた為、手持ちの中古品をSET。これでスパンスパンいわなくなりました。
2)スピードメーターケーブルがミッション傍にて切れていた為、Tigにて溶接・・メーターは動くようになりましたが、ケーブルのアールがキツイので又、切れる可能性大です。
3)シートベルトの取り付け。助手席はすんなり(アイボルトを少し削り)ですが、ドライバー側はメスネジの付け方が悪くアイボルトが入らず他の場所にフックホールを付ける。
4)ヘッドレストを安くオークションでGET、背もたれ裏側に巧く付けました。現在は金具のみ装着してあります。次の車検時に又、必要になります。
5)アライメント調整・・これが結構大変でした。物凄く敏感です。
6)左側ミラーは昔のBIKEで使っていた物が”どんぴしゃ”現在は外してあります。
7)キャブの左右同調がめちゃくちゃでしたので、一応合わせておきました。アクセル踏んだ時のタッタッタッと震える感じはアンバランスです。
8)バッテリーがリヤなので、お古のケーブルでアースイングしておきました。これは効いてると思いますよ。バッテリーといえば、留まっていなくてボディーが削れてましたね。削れた所はペイントして、バンドでバッテリーは固定しておきました。
9)ウインカーリレーがいかれていたので、手持ちのSUZUKI製最新のリレーに交換しました。これは優れものです。
10)デスビからのOIL漏れは液体パッキンで処理、滲まなくなりました。ブローバイからの吹き上げでクリーナーボックス内に溜まるOILが少し滲んできます・・キャッチタンクを付ければいいのですが・・・今のところOKでしょう。
山中湖畔の何時もの場所 後輩が後ろから伴走してくるので、心強いですね。
取り伊原園地にて。結構寒かったすっ!この後、革ツナギ(JZR用)に着替えました。 道志から宮が瀬に向かう413号、最高の天気でした。


車検後の作業/リヤ回り&サイクルフェンダー修理

ペラシャ先端に付くユバーサルジョイントはドライブシャフトの物を利用してあり、6本のボルトでスイングアーム内シャフトと連結されています。 ピボット部テーパーローラーもご覧のような状態で凄まじい物です。この手のベアリングはトルク管理、グリス管理が面倒ですね。水にも弱い(シールがイマイチ)のでお奨めできません。
軽く剥離し、磨きの段階に入りました。ブラストは必要ないですね。このスイングアームはTK専用に作られた物のようで、非常にゴツク、確りしていますがそれだけに重い! レースもご覧の有様で、打刻がくっきりと付いています。まともに動いていなかったでしょうね。これでも掃除した後ですから。
ドラムブレーキカバーですが、これも酷い状態でした。更に磨きます。 このホイールが凄いですね。リムのみ車の物を使い、スポーク、ドラムなどは溶接して後から付けた物です!芯出てるのかなー。
クッシュドライブ部(駆動時やエンブレ時の衝撃を緩和する役目)ですが、これもビックリです。お手製の物ですが、頑張ってますね。「私でしたらこうするのになー」の最右翼物です。ゴムのクッションが12個入り、クリアランスシムが何と硬質ボール紙!です。これはそんなに減る物でもないので、OKですが・・・。このホイールも結構重いっす。 フェンダーですが、左側のみステー部が割れていますし、スチール製のステーも1本欠損しています。
表から見た図ですが、修理の仕方がイマイチです。ファイバーですから、樹脂を使いましょう。左側のみ何故かと言うと、エンジンの同調が酷く狂っていた為振動が大きく影響したようです。特に進行方向左側気筒がふけ過ぎでした。排気も右はまるっきり元気が無かったですね。同調をとった後は、そんなに振動も無くそこそこきれいに吹け上がる様になりました。 リヤにキャスター付き下駄を履かしてあり移動は楽にできます。

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