マイナーなトラブル

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こんな車(KITカー)なので色々とトラブルが出て来ます。経年変化、取り付け不備、個体差、設計の悪さ、パーツ自体の信頼性等々と色々な要素が絡み合い、次から次へとオーナーを苦しめ、楽しませて(嘘?)くれます。(笑)

Myガレージそばなら良いけれど、遠方でのトラブルは本当に参ります・・幾度かの苦い経験がありますが、その都度、臨機応変、創意工夫、皆様のご協力により何とか帰って来れてます。

そんな誤魔化しが効くのも・・・この車が普通の車達とは違い比較的構造が単純でアナログ的なこともあり、その場でそこそこ応急が出来るからだと思います。

結構ドキドキしますが、こんな車ですから”しょうがない!そこが面白い!”こうでも思っていないと乗ってられませんが本音です。(笑)そして、終りの無いイタチゴッコに近い作業を繰り返しています。

しかし、それらを超越し有り余る楽しさを持ち合わせていることも確かです・・・・弄る事、乗ることが好きな人にはピッタリのオモチャです。
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鶴見まで買い物に・・・いきなり力が無くなり片肺です。路肩に止めて様子を見ると、左気筒が死んでます。燃料は入ってるしなー・・又コイルかよー(怒)3回目じゃん!!ダイナはほんとに駄目ですね!!!
やはり電気物は国産か?今度はBIKI(カワサキ系)のコイルを使いましょ。カワサキ(GPZ等の4発)の物はコードが外れるので使い易いです。4気筒用は殆どが同時点火なのでW-OUTになっているのも都合が良いです。(Guzziエンジンがツインプラグになっている為)

コイル交換後気になる(相当使い込んだ)モジュールも比較的新目(持っていた)の物に交換です。
片肺でぱたぱたとやっと帰り着き、早々と交換です。やはりコイルでした。
駄目になったコイルと交換するキレイなモジュール。

見た目何でも無い(新品に近い)んですが、このコイルだとかかりません。抵抗値を測るもそんなに違わないんですが・・・分かりません・・・微妙なんですね。
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電気がOK!?となって「さー気持ちよく乗れるぞー」
今度はガソリン臭い!・・・なんだろー・・・「ありゃレギュレーター辺りが濡れてるよ」
危ない危ない!早速ばらして見るも異常なし?ダイアフラム?「切れてないしなー」で仕方ないので三叉を急遽製作、レギュ・・・と交換です。キャブのフロートバルブは小さめ(電磁ポンプに対応)にしてあるし大丈夫だろーと・・・駄目でした。
2〜3Km行った所でごぼごぼとエンスト!ガソリン臭いしオーバーフローしてるなで、速攻ガレージに・・・やはりキャブから溢れてました。

おまけがあります・・・急いで帰ろうとUターン・・・おまわりさんに御用です。(涙)・・¥6000.・・・許してくれそうで許してくれない意地悪な公僕でした。
見た目何処にも異常の無い「ホリーフェールレギュレーター」¥5400.位ですが、いかれるのは殆どがゴム製のダイアフラム、これだけパーツ出ると思いきや、出ません!
全取替え・・・参りますねー。

一応、思いつく所を手直しして、組んで見ましょ。
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色々と原因を探っていたのですが、どうも電磁ポンプが・・・。アルミタンク後ろの黒いやつですが、フェールレギュもいきなりいかれる訳ないし、キャブのオーバーフローも変!
どうせ取り替えようと思っていたパーツなので、国産の”ミツバ”FP322=設定燃圧0.2kg/cu、旧いキャブ車用に最適な物を選び交換してみます。
上の黒いやつ(赤↓)は圧がかかっても止まらず、燃料を送り続けてしまうようです。
最初から付いていた、こんなパーツが駄目なんですよね・・殆どの物を国産物に交換してます。
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早速入荷したポンプに交換しました。奇跡的に取り付け穴位置が一緒・・・ビックリ!配線を作り、ちょちょいちょいと完成。配管を止め、電源ON・・・少し回って自動にストップ!OKです。音も静かー!

点火系の見直し
09y4月15日(仏滅)
天気も良いし水曜だし、で道志まで・・なんて出かけたんですが!やはり仏滅でした。

以前より気になっていた点火系が案の定”逝きました”。左写真の伊勢原過ぎ辺りでいきなり”スパンスパン”言い出し、アクセルについてきません!「こりゃ駄目だ」で急遽Uターン!やっと帰って来れました。
ダイナはやはり駄目でした。今度はモジュールだと思いますが・・。
前回の片肺時に、コイルはBIKE用(GPZ400)の物に交換し調子はまあまあでした・・・始めのうち。(笑)
だんだんと音だけで前に行かなくなってきたのが感じられ、一瞬失火を起こしました。「これは近いうちに逝くなー」案の定でした。マフラーの出口がやけに黒いなーなんて思っていたら、原因は点火系なんでした。

左は用済みのダイナモジュール(CDI)とGPZ400コイル、デスビです。
今回、用意したドイツ物のSILENT HEKTIK製KITです。オーダーしてから約一週間で到着。
ツインコイル、CDI、,ケーブルX4、ローター&ピックアップのSETです。

これでBIKE2台(BMW&1100SPORT)とJZR、全てがSILENTになりました。

初期型はピックアップに難があり、良”くトラブッた”のですが最近のは大分良くなったようで、今のところ全て順調です。トラブルへの対処もドイツ人ですから?極めて迅速にやってくれます。(笑)

特徴はマルチ点火(三回)でタイミングを16種類(ツインコイルは8種)から選べると言うこと。まー殆ど固定になりますが・・。

感じとしては中低速の粘り、トルクUPが体感できる!くらいかなー。上はそんなに・・です。

何故、これを選ぶかと言うと・・・他に無いから!なんですね。(笑)

古め、外車用は国産では皆無・・特注は法外、信頼性がそこそこあり、アフターも結構しっかりしてます・・・英語でOK。

今回の支払いは、誕生日が4月ということもあり家族におねだりしました。(笑)
早速、オルタをバラシます。と言うのもローターデザインが変わり、そのままでは付きません。ローターのフィンが邪魔をしてしまうので、旋盤にて削りとります。リューターでもOK。

Guzziエンジンは整備性いいなー!


これが加工後のローターです。SILENTのローターを合体。
そしてエンジンに共締めします。既存の3本のボルト(キャップ)の内”1本”を使い、ピックアップを装着。
ローターとのクリアランスは0.2〜0.3mm、その他圧縮比によりタイミングが違うので注意。

このエンジンの場合は、フライホイールをカプチーノの物に交換してある為、更に面倒。交換時、上支点マークを入れ忘れが災いし合わせようが無い!
しょうがないので、プラグ穴に細いアルミ棒を入れトップの位置を計測し、マークしました。

その後ピックアップの位置決めです・・・長穴になっているのですが、これがハッキリしないし、1本で留めると言うのもイマイチ!

しかし、「1100SPORT」での使用にも問題は出ていないので・・・これでいいんでしょうね。(笑)
←ダイナの点火系・・・やっとこれと”おさらば”できます・・・最悪。
左上はデスビとダイナのピックアップ・・・これは不要になるので取り払います。デスビの後穴は、アルミ板で塞ぎます。頼めばKITに追加出来る筈・・BMは追加しました。
上支点位置確認の為、ヘッドカバーを開け、ついでにバルブクリアランスを計測・・・狂ってましたねー。「結構、音出てたからなー」

IN=0.2mm、EX=0.25mm、(メーカー推薦値だと突き上げる)

見ての通り、リテーナーはチタン製です(自己満)。OHVは良いですねー・・色々な面で!

コイルが少し大きめなのですが、ステーを作り、難なく装着。ケーブルを繋いで完成です。

試乗は帰り道と自宅近辺で行いました。

まず、感じた事は・・・
・音が変わった・・・余りパタパタ言わなくなった事。(硬質感→柔らか)
・アクセルのツキがまるで違う。
・粘りが出た。
・高回転が少し力強くなった!?
・アイドリングが安定。
・結構、以前より前に行く(速く)ようになった感じ。

まーBIKEで実感していたので、想像通りの感じでしたね。これで安心して”遠っぱ”出来ます。(笑)
プラグコードもSETして完成です。
調子は、まーまーかなー・・。タイミングが少し遅い感じ?見直しですね・・。
デスビが無くなり、スッキリとしたエンジン(谷間)。

キャブ(FCR)/メンテ

オーバーフローが直らなく、キャブのメンテを実施。 今回、交換するパーツは加速ポンプ内のダイアフラムとOリング、それとついでにフロートバルブも新品に!これだけでも結構な出費です。
フロート室を外し、加速ポンプをバラシ、パーツ交換です。ダイアフラムは大分痛んでいました・・・これは正解です。 組み立て完了してエンジン始動、オーバーフローは完治してました。やはり加速ポンプ部でした。加速ポンプが調子良すぎて(2m位は水鉄砲のように飛びます=調整式にしようか?)パカパカ踏むと良くないですね・・”じわーっ”と踏むのが正解。

上支点計測&タイミング取り直し

イマイチ調子の出ないエンジン、タイミングを取り直しました。
先ず、上支点をハッキリさせる為プラグ穴に太めアルミ棒(溶接棒=微妙にカーブさせる)の付いたダイアルゲージをSET。
クランクを回してTOPを探します。確定後フライホイール部にマーキングですが、以前付けた場所と若干狂っていました。これでは調子悪い筈です。

TOPを固定後に左のようにピックアップ位置を決めます。クリアランスはシックスネスゲージにて0.25mm(指定=0.2〜0.3)に設定。

完了後、エンジン始動してアイドル調整です。これで完璧になれば良いのですが!
ついでに点火タイミングの番手(1〜7まである)を弄りました=高速より。

低い番手はただただフラット=乗りやすいが面白くない。
高番手はハイカムのように上が違う=回すと気持ちが良い。現在は6#。

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